携帯電話投げ(けいたいでんわなげ・英:Mobile phone throwing)とは、2000年にフィンランドで始まった国際的なスポーツである。競技者は携帯電話を投げ、その飛距離やテクニックを競う。
カテゴリー[]
通常以下の4つのカテゴリーがある[1]。
- オリジナル(トラディショナル)部門: 上手投げで飛距離を競う。上位3名。
- オリジナル・チーム部門: 最高3人までの競技者がそれぞれ1度だけ投げ、その合計飛距離で競う。
- フリースタイル部門: 投げる際の振り付けの美しさと独創性を競う。
- ジュニア部門: 12歳以下の子どもが対象。飛距離を競う。
競技で使用される携帯電話は各大会のみならず、一つの大会内の各競技者によっても異なる。これは220グラム以上ならどんな携帯電話でも良いとされているためである[2]。
各大会によって自分で好みの電話を選べるものから、大会主催者側が用意するもの、一種類しか使用しないものまである。
各大会[]
携帯電話投げ世界選手権大会は2000年以来、毎年フィンランドのサヴォンリンナで開催されている。2007年度は8月25日開催予定。大賞は新しい携帯電話。
初の全国大会(フィンランド国外における全国大会)は2004年6月にノルウェーのトロンハイムで行われ、その後ベルギー、ドイツ、オランダなど他のヨーロッパ諸国も大会を始めるようになった。初の冬季選手権大会は2005年2月にスイスのシュトースで開かれた。英国選手権大会は毎年8月にロンドンのトゥーティング・ベック競技場にてエイス・デイ・UKとアクション・エイド・リサイクルの共同主催で行われている[3]。
一般的に全国大会優勝者への賞は世界選手権大会へのエントリー(フィンランド・サヴォンリンナ旅行)である。多くの大会は携帯電話リサイクル団体によって支援されており、リサイクルの宣伝に一役買っている[2]。
記録[]
2006年8月現在。
世界記録[]
- オリジナル部門・男子 世界記録 - 2005年 Mikko Lampi テンプレート:FIN 94.97 メートル[4]
- オリジナル部門・女子 世界記録 - 2006年 Eija Laakso テンプレート:FIN 50.83メートル[5]
- オリジナル部門・女子 非公式世界記録 - 2006年 Jan Singleton テンプレート:GBR 53.52 メートル[6](世界選手権に公認されていないイギリス全国大会における記録)
世界選手権大会記録[]
2006年(第6回)世界選手権大会の記録[5]。
- オリジナル部門・男子
- Lassi Etelätalo テンプレート:FIN 89.00 メートル
- Mikko Lampi テンプレート:FIN 87.17 メートル
- Tomi Kurvi テンプレート:FIN 80.20 メートル
- オリジナル部門・女子
- Eija Laakso テンプレート:FIN 50.83 メートル
- Sari Säisänen テンプレート:FIN 43.34 メートル
- Tilde Frölig テンプレート:SWE 14.99 メートル
- オリジナル・チーム部門
- Ruoskat テンプレート:FIN 217.85 メートル
- Ruskan Pasaus テンプレート:FIN 149.84 メートル
- "Emmä Tiiä" テンプレート:FIN 142.39 メートル
- フリースタイル部門・個人
- Paavo Kolari テンプレート:FIN 12点
- Elie Rusthoven テンプレート:NED 10点
- フリースタイル部門・チーム
- Ruotsin Joukkue テンプレート:SWE
- Team Raikulipojat テンプレート:FIN
- Team Canada テンプレート:CAN
- ジュニア部門
- Jere Selin テンプレート:FIN 57.79 メートル
- Antti Aikio テンプレート:FIN 50.80 メートル
- Sami Mikkola テンプレート:FIN 38.45 メートル
脚注[]
de:Handy-Weitwurf en:Mobile phone throwing fi:Kännykänheitto